投稿日時 2025-06-29 00:49:48 投稿者 ![]() カイメイラ このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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扉が開いた瞬間、彼女は何も言わずに通り過ぎようとした。 けれど、その一瞬。ミラの瞳が、リオを鋭く射抜く。 呼吸を止めるほどの強い視線に、リオは声をかけかけて、言葉を飲み込んだ。 背後では、兵団長が深く嘆く——「やれやれ、またこの調子か」。 感情も言葉も交わさずにすれ違う二人の第一印象。 それは、後に深く交錯する運命の、静かな始まりだった。 |
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